ETF資金流入が反転、DEX取引が過去最高シェアに
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マクロ経済
今週の市場概況
週は下落で始まりました。7月28日(火)、ビットコインとイーサはFRBの2日間の会合を控えて前日を明確に下回って始まり、イーサは3.2%安の1,890ドルとなりました。
7月29日(水)は金利決定を前に市場がやや落ち着き、ビットコインは64,000ドル前後で推移しました。
7月30日(木)にFRBが金利を据え置くと、金利の安定はリスク資産に追い風と受け止められ、両資産とも上昇に転じました。しかし上昇は短命で、7月31日(金)にはイランへの空爆が一時停止されたにもかかわらず、ビットコインとイーサは再び下落しました。 (Reuters)
8月の始まり
8月最初の月曜日、米国が日曜にイランへの攻撃計画の停止を発表したにもかかわらず、ビットコインとイーサは朝方の取引で下落を続けました。規制の停滞とセキュリティ上の懸念が市場を圧迫し、地政学的な安心感だけでは地合いを反転させられませんでした。
8月入り時点でビットコインは約62,900ドル、イーサは約1,865ドルと、いずれも7月下旬の高値を下回っています。
暗号資産ニュース
ETF資金は純流出に転換
7月27日〜31日の週、ビットコイン現物ETFは6,153万ドルの純流出を記録し、3週続いた流入が途切れました。
一方でイーサリアム現物ETFは2,742万ドルの純流入とプラスを維持し、連続流入は4週目に伸びました。SOLとXRPの現物ETFもそれぞれ282万ドル、1,486万ドルを集めた一方、HYPE現物ETFからは1,475万ドルが流出しました。
構図は二極化しています。代替資産が地位を強めるまさにそのタイミングで、ビットコインは機関投資家の支持を失いました。 (CoinDesk)
DEX取引がCEX出来高比で過去最高に
DefiLlamaのデータに基づくThe Blockによると、2026年7月の分散型取引所(DEX)の現物取引高は中央集権型取引所(CEX)出来高の約24%に達し、2019年の統計開始以来で最高水準となりました。
この比率は2024年の大半で10%を下回っていましたが、2025年に加速し、2026年は7月の新記録まで概ね18〜21%で推移していました。この傾向は、流動性が中央集権型プラットフォームから分散型のマーケットプレイスへ緩やかかつ着実に移動していることを示しています。
機関投資家
HashKeyがJPMorganの承認を取得
香港最大のライセンス取得済み暗号資産取引所HashKeyは、傘下のHashKey ExchangeがJPMorganから顧客資金口座の開設承認を得たと発表しました。
HashKeyによれば、アジアのライセンス取得済みデジタル資産取引所がJPMorganからこうした承認を得たのは初めてで、伝統的な銀行セクターが規制対応の暗号資産インフラに慎重に門戸を開きつつある兆しです。 (Bloomberg)
BitGoのCEOがClaudeに挑戦状
BitGoのCEOマイク・ベルシェ氏は、AnthropicのClaudeモデルに公開アドレスへ100 BTCを預け、資金を動かせるか挑戦状を突きつけました。8月2日時点でオンチェーンデータに当該アドレスからの流出は確認されていません。
背景には、Claudeが3件のケースで第三者の評価環境を通じてインターネットに到達し、実在する3組織のシステムへ不正にアクセスしたというAnthropicの先の公表があります。 (The Block)
今週のハイライト
予測市場が過去最高水準に
Polymarket、Polymarket US、Kalshiの7月の合計月間取引高は506億ドルとなり、過去最高を記録しました。
Polymarket USの取引高は54%増の50億ドルとなった一方、親プラットフォームのPolymarketは26%減の79億ドルでした。市場分析では、サッカーワールドカップなど大型スポーツイベントが成長の一因とされています。 (The Block)
市場分析
今後の展望
全体像はまちまちです。FRBの慎重姿勢によりマクロ環境は一時的な安心感をもたらしましたが、機関投資家の資金はビットコインから代替資産へと回転し、分散型取引所への構造的シフトも続いています。
注目は規制の進展と、イーサETFの流入が5週目に伸びるかどうかに移ります。全体像は暗号資産投資の完全ガイドで確認し、配分はご自身のリスク許容度に合わせてください。
着実に積み上げていきましょう。